
小林如泥は大名茶人で有名な松平不昧公お抱えの名工で、西の左甚五郎とも称されます。松江市内にも様々な彫刻をみることができます。神社のご神宝である木狐も小林如泥作です。これは、文化9年(1812年)の本殿造営の際に制作されたとされ、拝殿頭上の龍の透刻もこのとき併せて制作したようです。この他、本殿・拝殿の彫刻も如泥作とされています。確かなことは分かりませんが、八雲の愛した石狐も城山稲荷神社のご神宝を基に制作されている可能性もあります。そう考えると、小泉八雲の時代や文化を越えたすばらしい審美眼に改めて感心させられます。

・春日神社の彫刻
・月照寺(藩主松平家の菩提寺)不昧公廊門の葡萄の透かし彫り
・棚
・如泥石


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