2004 8/1 藍の器展初日
藍の器展です。わが家が昔料亭を営んでいたこともあり、江戸時代からの器を150種類程展示しています。
ぜひお越し下さい。3日までです。
あわせて、石狐の復元募金をお願いしております。
大皿
大皿の中の一品。梅の絵があしらってあります。
横から
江戸から昭和までのもの
江戸期の手です。
壽の字が、それぞれ異なった字体で描かれています。
会場全体
全景その1
全景その2
藍の器展です。わが家が昔料亭を営んでいたこともあり、江戸時代からの器を150種類程展示しています。
ぜひお越し下さい。3日までです。
あわせて、石狐の復元募金をお願いしております。
大皿
大皿の中の一品。梅の絵があしらってあります。
横から
江戸から昭和までのもの
江戸期の手です。
壽の字が、それぞれ異なった字体で描かれています。
会場全体
全景その1
全景その2
以下、市民の皆様への案内文ですが、松江が、京都、奈良に続き、日本に3都市にしか制定されていない、国際文化観光都市と何故なり得たかを記載してあります。ご一読頂ければ幸いです。
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松江市民の皆様へ
真夏の陽が照り、毎日暑い日が続いております。
日頃から、歴史と景観のあるお城周辺の情緒保全につきましては、市民の皆様にご協力いただき御敬意を申し上げております。
今年は、小泉八雲が明治37年9月26日に東京で亡くなられてより、没後100年目を迎えようとしています。
アイルランドとギリシャの血をひかれるラフカディオ・ハーンは、明治23年8月30日に松江尋常中学校の英語教師の職をえて来松されて、明治24年11月15日松江を去る1年2ヶ月半の間、神話の国出雲・松江を愛し松江人小泉セツさんと縁を結ばれ、松江人となられ世界の人々・日本の人々に、松江・出雲の人・物・美しきものを本を通して紹介され、今日の私たちにも百十数年前の松江を伝え感じさせていただいています。
昭和25年松江市は、小泉八雲生誕百周年を祝い翌26年に、国際文化観光都市建設法制定に向け市民投票をえて、国会において法律として制定されました今日の観光都市の礎となっております。
松江市民の私たちは、小泉八雲から大きな大きなお蔭をうけております。
小泉八雲没100年目の今年、私たちは春より八雲さん(へるんさん)に、お返しができないかと話し合い、城山稲荷神社の十年前の遷宮のとき、200年の風雪で傷んでいたため、拝殿脇の小屋囲いの中に静かに納めてある、小泉八雲がこよなく愛した一対の石狐を元の隋神門前に復元しょうと、多くの方々からの復元募金への御協力で現在、北堀町の藤井 賢氏(83歳)と息子さん親子の奉仕により、八月中頃完成をめざし毎日暑い陽の中、稲荷神社の境内で仕上げ彫りをしていただいております。
八雲の愛した石狐の復元完成御披露目式を8月29日日曜日の夜、城見縄手のへるん旧居前広場から午後八時に城山稲荷神社まで、堤燈行列での石狐の除幕式を企画しています。
市民の皆様にも参加してみませんか。当日の夜、関係町内の皆様には午後8時から9時までの1時間、行列の通過する、へるん旧居周辺・宇賀橋・北惣門橋・馬洗池、城山堀川沿いの電灯、外灯を消していただきたくお願いしております。
八雲が住んでおられた百十数年前の明治の明るさを再現し、八雲を偲び、八雲に感謝をしながら石狐の完成除幕式を堤燈宵まつりとして計画をしておりますので、当日の一時間、道路に面した玄関や部屋の消灯をして明治の夜を楽しんでみませんか。
尚、八雲の愛した石狐の復元募金、一口1000円にご協力をお願い致します。
平成16年7月26日
八雲の愛した石狐の復元をめざす会 世話人 石原 幸雄
北堀町215(三区)城見縄手 荒布屋(石原建築設計事務所)
募金振込先 山陰合同銀行北堀出張所 普通 3602246
「八雲の愛した石狐の復元をめざす会 世話人 荒布屋 石原幸雄」
耳を彫りつつあります。
阿の正面。耳の輪郭が彫られました。本日のベストショット1
阿像横顔
阿の背面。耳の後ろも削りつつあります。
阿の脚。初代よりも若干太くしてあります。今後200年に耐えうるように、今回は台座と一体です。
初代は台座と別体なので、巻物様の補強渡しがありますね。
吽の正面。
吽の横顔。本日のベストショット2
吽の後ろ。
吽の脚。
藤井さんたばこの図。本日のベストショット3
NHKのハイビジョン撮影です。
炎天下の撮影です。
最後の微調整です。
鼻筋を少し削りました。
阿像の耳の中もえぐりつつあります。
こちらは吽像。耳の中はまだそれほど彫られていません。
いよいよ移動します。
良い日和です。
おたふくさん
随神門手前の台座位置の決定です。
台座も来待石。膳のような台は、他では見られません。別途紹介することになろうかと思いますが、脚部分外側はなめらかに、内側は粗く目が残っています。もちろんこれも「復元」です。
いよいよ移動。
台座の養生が終わり、いよいよ午後から備え付けです。
台座。10年ぶりの定位置備え付けです。
たちました!
セメント接合のため傾けて
位置を微調整。
向かって右の像
二ヶ月間長いようで短く、短いようで長い作業でした。
皆さん29日には是非「提灯宵まつり」にお越し下さい。
今日は、小泉凡さんも交えて打合せです。
スタッフが着用する狐の面。分からないことがあればこの面をかぶったスタッフにお問い合わせ下さい。
手前の陶狐は、当日受付で販売します。左が阿、右が吽です。
へるんさんひ孫の小泉凡さんです。お面をかぶって。
打合せ風景。酒が回らないうちに手際よく。
当日の提灯宵まつり用の提灯。実際にローソクに火をつけています。フラッシュを焚きましたが、焚かなくてもなかなかの味わいです。当日の風景を想像してしまいます。
強度は大丈夫か?スタッフがチェック。
除幕の打合せ。
堅町の花屋さんの梶さん(梶勧農園)と。梶さんは世話人と剣道がたきです。
梶さんと凡さん談笑。なお、梶さんは、三千家の茶会の茶花の手配を任されるほどの腕前。
世話人、右手指負傷。提灯の吊り下げ竹を調整中にやってしまいました。
町内スタッフと凡さん談笑。
仕出し弁当屋さんのひばり食堂さん(手前)と、松井さん。直会のとき、よくお世話になります。松井さんは、当日、交通整理をおこなってもらいます。いずれも北堀町。
スタッフの原さん。貝殻節の独唱をご披露。
8/28の鼕まつりに向けて、北堀町三区の鼕を締め上げます。
鼕まつりは、8/28 19:00~21:30
大手前広場でおこないます。
参加町内は、このほか、石橋一区、石橋三区、東本町一丁目、和多見町、鼕友会、鼕だらず、です。
一般の方もたたいて頂けます。ふるってご参加下さい。
なお、鼕とは、ごく簡単に言えばずんどう型の大太鼓(直径150cm)を、打つ面を上にして、宮(鼕台)に2連ないし3連につなげたものをいいます。現在は文化の日に市内30町内の約半分が一年おきに参加して市内を練り歩きます。
鼕台正面
太鼓に張りをつけます。結構重労働。
北堀町は、5尺張り×2+4尺3寸張りの三連です。
歳神様を祝う額を取り付けます。額のオリジナルはもっと小さいですが、250年経っています。
提灯をつけます。
あとは、28日を待つばかり。
神社のご神燈の明るさ確認などの詰めを行いました。
こりゃーちょっとあかるいで? いやごぎゃんもんだ。
拝殿中はこの明るさで決定。
おんぼらとしたいい明かりです。
初代さんも。
提灯あかり位が、かえって彫りの濃淡を確かめるには良いかもしれません。
8/29の提灯宵まつりの工程表をアップしました。
なお、行列には小泉凡さんも加わっていただきます。
なお、行列は、一旦階段途中でとまって頂き、除幕→参拝→謡・琴・歌奉納→御神酒の振る舞い→自由解散となります。
城山稲荷神社の参道紹介
鼕宵まつりに多数の皆様のお越しを頂戴しありがとうございました。無事盛況の内に終了致しました。
鼕庫6:00集合。バッテリーを備え付け、必要なものを点検します。
6:30出発。大手前広場は、15分程度で到着します。途中、何台もの車とすれ違いますが、普段と異質な風景にドライバーの注目の的です。タクシー運転手は県外からのお客さんに説明されていることでしょう。
大手前広場到着。石橋の鼕が奧に見えます。
辺りも暗くなり、いよいよです。
始まりました。
一般の方も、どんどん参加。
この子は、チャンガラと呼ばれる楽器で囃します。笛の音と鼕の音との間に、チャチャ・チャッチャと入れていきます。三位一体の楽奏。子供は子供の役割があります。
幼児も参加しています。
はしまはしまで楽しみます。
9:30無事終了。鼕を鼕庫に入れて、軽く直会(なおらい)。小泉 凡様からも差し入れを頂戴致しました。
明日(29日)はいよいよ宵まつりです。
本日、いよいよ提灯宵まつりが催行されます。7:00pmから受付、8:00過ぎに行列開始です。参加無料。ただし、提灯は実費500円にて販売致します。400貼、用意してあります。
また、石狐の復元は完成していますが、まだ30万円ほど不足しております。併せて募金もおこないます(一口1000円)。
なお、駐車場は確保してありませんのでご注意下さい。
また、満月&提灯明かりですが、足下には十分お気をつけ下さい。
なお、ラジオインタビューをアップしました。トップページをご覧下さい。
本日の毎日新聞から